振り向かせたかった……だけ Endless SHOCK -Eternal- 21.3.15 149/1836

3年前。あっさり言ってしまうのは、コウイチが死者だから?
現在と過去と、少しずつ過去になっていく現在も入り混じってわからなくなる。
目の前で繰り広げられている"今"はいつ?
混乱させるのも一つの演出かもしれない。
3月15日( 昼)も?コウイチしか見られなかった。この公演を中心に、SHOCKの感想を書こうと思います。ネタバレを含みますが、良かったら。

オケのみなさんの練習を聞きながら開演を待つのが好き。
主張するトランペットに胸が高鳴り、太鼓に揺さぶられる。人の歌声かな?も聞こえてきました。
上手サブセン。ナオキさんのパーカッションブースが真横に。や、ヤバイです。

二重に下がっている幕が紗幕を残して上がります。
紗幕、この言葉、2月の観劇後に覚えた(笑)
やはり2階席からじゃないと、楽器は良く見えないな。。。
2月に、A席でも観劇させていただいたのですが、横笛(笑)奏者にくぎ付けになっちゃって、演者をあまり見られなかった……という(苦笑)
殺陣の時に響く優しい音色が好き。フルートとピッコロかな。。。

光一さんのお名前が映し出される前に、涼やかな音をたてて光が降り注ぎます。
コウイチ降臨。カンパニーの思いに引き寄せられて舞台に降り立つ。
光一さんほ、赤い衣装が良く似合う。
最期のショー。夜の海を踊り終わった瞬間に、時間は巻き戻されます。

舞い落ちる桜の花びらをつかまえて、微笑む。大好きなシーンです。
コウイチがその場所で倒れる演出から、歩き去る演出に変わりましたよね。
夜の海の後、タツヤがステージに戻ると、コウイチの最期の立ち位置に、ネックレスが落ちています。
リカが渡した、コウイチがずっとつけていたネックレス。
タツヤが拾って、リカに渡します。その様子を、コウイチは、振り向いて見てるんですよね。
この演出変更、いいなーと思ってました(プチ過去形)。

コウイチは、最期のショーにいたよね? リカは言うけど。
最期のショーにコウイチはいなかったの? 
コウイチはいたと思って、ずっと観劇してた。Endless になってから、ずっと。
いなかったなら、舞台にネックレスは落ちてたりしないよね?あれ?
リカがずっとつけてたの? リカの胸から落ちたの?
コウイチは戻っても来なかったの?(パンフにありますか? まだ読んでない)

タツヤに続き、メンバーたちが舞台に戻り、それぞれの立ち位置につく。
ショックを受け、うなだれる(泣いてた?)ミナトの肩を、テラニシが、ぽんととたたく。
自分も悲しいだろうけど、後輩を思いやる姿に感動しました。
帝劇Eternal は、2月もこの日もカード枠のお席のため、上手が続き、下手はよく見えなかったけど。
ショウとタイガが、なにかしてた?うなずきあってた?

時をもっと……オフの千穐楽に巻き戻します。
コウイチはオーナーのセリフを借りるんだけど、へんなおじさん感満載(苦笑)
本編で、オーナーの劇場に戻ってきた時もそうだけど、おちゃらけるコウイチと「ショーは続けなければならない」と言ってるコウイチが違いすぎて、くらくらするのはわたしだけ?

NEW HORIZON。明るい曲調と手をたたく振り付けは「がらじゃない」とタツヤは不満をもらしてた、と、コウイチがばらしますが、タツヤを認めてるからこその一言ですよね。
がらじゃなかろうと、不満だろうとも、お客さんが望む楽しい楽曲、振付だとわかっているから、手を抜かないヤツだと。

千穐楽後の楽屋のシーンでも、本編では聞こえてこなかったタツヤの「登場の時のトラブルがあった。いつだって視線はコウイチに集中する」の心の声が、ナレーションの役割を果たし、Eternal ではカットされたコウイチ登場シーンでトラブルがあったと説明をします。
本編を見てないと、どんなトラブルだったかはわからないけど、トラブルまでも味方につけるコウイチへの嫉妬心を表現してくれて、おもしろいと思いました。

コウイチがナビゲーターになり、カンパニーの、特にタツヤの気持ちの寄り添うかたちの進行なので、コウイチの動きやセリフは、カットされるものが多いですね。
「次の公演のアイデアってやつ聞かせろよ」とタツヤ。
コウイチは、次のショーのアイディアを考えてるなんて言ってないと思うけど、タツヤの言葉で、そんな話になってたのね~と自然に話は流れていきます。
「シェークスピアをやろうと思って」
この場で言っちゃう?アンサンブルのメンバーのこととか考えてないの?千穐楽なのにって、ずっと思ってました。
ダンサーさんたちも、オーディション受けなきゃ、バイト探さなきゃと不安な気持ちをもらしてた事がわかり、いいねを押したくなりました。

コウイチは屋上へ。リカも追いかけて、屋上へ。
タツヤは「今日こそ、伝えよう。この思い」と盛り上がります。
タイガのこと、1番、かわいがってるのがわかる。実力も認めてるんだろね。タイガも慕ってるし。ちと暴力的だけどね、タツヤ。
趣味のイイ指輪を、間違って、オーナーに差し出してしまうタツヤ。
リカとのことを問われると、おなかをおさえて、痛がるふりをして
「お花摘みにいかなきゃ」
と、後輩たちを呼び、駆け去ります。

Eternalでは、オケピは使わず、オーケストラを背負ってるので、高く上がるステージ、大階段もそうですが、使えません。
リカが、コウイチを追いかけて屋上へ行く。ここまでが回想かな。
オーナーのセリフで、現在(3年後)に戻り、今でもリカは、毎晩のように屋上に行っている伝えてくれます。
ネックレスを渡したあの日、コウイチと歌った歌をうたいます。

リカってコウイチのこと好きだったの? な、なに、そ、そうなの?
演者としてのコウイチについて行きたかっただけと解釈してた。
ネックレスを渡したり、コウイチがいなければ始まらない、なにがあってもコウイチについて行くから……などなど、タツヤの気持ちを滅多刺しにして、最悪の未来へと誘ってしまったのは、舞台人コウイチへの盲目的な崇拝からだと思ってた。

リカの気持ちは、置いといて。わかんないから。
屋上に集まってくるメンバーたちの動きもおもしろいです。
リカに近寄ろうとするテラニシを、リカ自身が制します。
そこはコウイチの定位置だったから。
みんなで歌う時も、コウイチのパートは他の誰も歌わない。
そこにコウイチがいるかのように振る舞うんだよね。

ブロードウェイの街歩きシーンはありません。
ナオキとの出会いは描かれないのが、ちょっと不満です。
オンにいくために、コウイチが目指した自分たちだけの演目。
目玉はJapanesqueでしょう。殺陣は、ブロードウェイでも、日本人、日系人?らしさを表現するにはピッタリです。その殺陣に、ナオキのパーカッションが加われば、よりおもしろいものになる。

コウイチは、作っては壊し、作っては壊し。。。タツヤがはきだします。
初日に向けて、そして、幕が上がってからも、アイディアを出し続ける。
「みんな、おまえについていけなくなってるんだよ」
タツヤの叫びは、ついていけなくなってる自分への焦りと怒りからでしょう。

俺がやりたい事をやらせてくれない。
振り向いてほしかっただけじゃねーかよ。

タツヤは、あの時の思いを、たくさん語ります。

オンでの演目も、ブロードウェイ受けしそうなもので始まります。
コウイチソロは、オーディエンスに向けて歌ってるのか、いまだにわからないけど
タツヤのソロは、2月に見た時に、わたしが見えてなかっただけかもしれないけど、あきらかに進化していました。
この演目は全てまかされて、やりたいことやってたンじゃないの?

本編では、出会いの時に、ナオキにも嫉妬してるタツヤを描いていたけど、Eternalにはありません。
ナオキのパーカッションとの共演は見事です。おもしろくと思ったから、ナオキとのパフォーマンスを選ぶ。真っすぐなタツヤらしいな。
マツザキ、後輩たちの見せ場も作ってる。
タツヤは、ナオキのバチを一本取り、太鼓をたたいたり、盛り上げます。
最後までバタを持ったままパフォーマンスする。
これ、アドリブ? コウイチは怒った? 

SOLITATY なぜタツヤは出られなかったの?
マツザキたちは出られたよね? 謎です。
なんで自分がタツヤの位置に入っちゃったの? 
コウイチの孤独を体現する演目。最後には、ピストルでひとり逝く。

この後、3年前の幕間、なんとかギリギリ保っていた均衡が崩れます。
それぞれが、あの時の不安な気持ちと、コウイチの暴走を振り返ります。
ミナトの不安が末っ子らしいなーと思ったり。
今までで1番、背中が遠かった……とリカ。
「なにがあっても、コウイチについていくから」本編より。
タツヤを、予備の刀を本物に変えるという強行に走らせる引き金となる言葉を言ってしまったリカも、コウイチの背中に手を伸ばしそうと必死だったんだね。
誰も、他の誰かを思いやれなかった。

この時、センターに立つコウイチに、セピア色のライトが当たっていたのが印象的でした。
過去なんだ……。

光一さんは、タツヤの気持ちこそ良くわかるんだろうなと思いました。
初めてショー劇の先頭に立った時には、ジャニーさんがいました。
やりたいことをやらせてもらえなかった事もあったかもしれない。

Eternalでは、Endlessの劇中劇の見せ場とも言える、Japanesqueはカタチを変えざるをえず、階段落ちも、客席の上を飛ぶフライングも、封印しなくてはなりませんでした。
だから、お芝居の部分に力を入れられた。

タツヤとテラニシが幕の前に立ちます。距離がある、ふたり。
テラニシが予備の刀を差し出してしまい、そこから起きる悲劇を、ふたりが心情を語ることによって、第二幕のタツヤの告白シーンも省いています。秀逸って思った。
オーナーがタツヤに声をかける。
タツヤの気持ちもわかってあげられなかった……との後悔。

2月に、別席で見ていた親子さんが「このくらいの長さがいいね」と言ってました。
確かに、街歩きシーンやシェークスピア劇がなくても流れるよね。
でも、見たいの、光一さんのリチャード。
Japanesqueを映像を駆使して、影絵のように見せるのも良かったけど、殺陣をもっと見たくなるのよ。
階段落ちは封印しても、うん、それはいいと思うけど。

コウイチの心音が消えた音が、大きく響きます。
雨が降ってるんだよね。殺陣の時には効果に使った雨。タツヤの心はずっと土砂降り。
コウイチが旅立つ前に、タツヤのところに戻り、オーナーと3人で心情を歌い、タツヤとともに踊る。
戻れない、あの日のに夢に……とタツヤ。
戻れるさ……とコウイチ。届かないね、タツヤには。

コウイチの病室の前で、立っていられないほどの喪失感、悲しみに襲われ、泣き崩れるタツヤ。
マツザキが傘をさしかける。
やさしさに気づけません。マツザキにも気づかなかったかもしれない。
泣き崩れたまま奈落へ。
マツザキを無視して歩き去るより、こっちよね、絶対。

2月9日に観劇できた時には、勘違いしてた事に、次の観劇で気がつきました。
タツヤ自身が「振り向いてほしかっただけじゃねーかよ」と言い
マツザキも「コウイチに振り向いてほしかったんだよな」と語る。
リカは、タツヤのその想いにはふれてなかったよね。

New York Dream
オーナーが「一曲、やらない?」と、戻ってきたコウイチと、コシオカ、テラニシにリカと踊ります。
そこにはいなかったタツヤたちも一緒に踊ってる。
この歌は、カンパニーにとって大切で、子どもの頃から歌ってきた歌だったんでしょうね。

この時も、コウイチはいなかったの?
死んだ自覚がなかったから、いたの?

コウイチ最期のショー素晴らしさは、またいつか機会があれば書くとして(笑)
コウイチの考える和に特化した舞台、自分がいなくても上演できる演目として練り上げられてましたよね。

コウイチの死から3年。コウイチのお墓に、タツヤも、やっと行こうと思えるようになりました。
黄色のスーツ着てくるんじゃないか?とのジョークも。
趣味の悪い指輪にしても、黄色のスーツにしても、舞台には関係ない事には、とんと疎いタツヤが際立ち、おもしろいですよね。

カーテンコールで、出演者が順にご挨拶をしていきますが、みなさん、最後の白い衣装です。
いいなって思いました。
コウイチの呼びかけで、全員が舞台にそろい、楽しそうに歌う。
すっごく良かった。

Eternalでは、タツヤの心情に1番寄り添っていると思います。
本編でも、お芝居の主役はライバル役と思うけど、それ以上にスポットが当たってる。
次にテラニシ、マツザキ。
リカの思いが、そんなに響かないのは、リカはもう……本編の中で、内省を終えてるからかなーと。
最悪の未来へのリード役だった事は、気づくことはないでしょうし。

ショーやお芝居のこと、パンフ読んでから書けたらいいなと思っています。
殺陣や夢幻の太鼓の時も、ナオキのパーカッションに揺れるような錯覚を覚えました。
夜の海のタツヤのセリフが、よりわかりやすくなっていたのに、すぐそこにいるタツヤを通り越して、なんで走り続けるコウイチを見てたんだろう?との後悔(笑)もありました。

Eternalも、これからなんだ……ですよね、光一さん?
最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

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