つかの間の夢物語

水面にうつる青い空と木々のみどり。マイナスイオン。
つらい現実から逃れるために、大量の睡眠薬を飲んだ亜美(松本莉緒さん)
大事に至ることはなかったが、朱鷺(塩谷瞬さん)の別荘で静養する事に。

ドラマ30「デザイナー」も折り返し地点。
父親に恋したこと、仕事でも疲れきった亜美が訪れた別荘地。
そこは、朱鷺が、前社長に引き取られ、英才教育を受けた場所でもあった。
朱鷺には、自分の自由に生きる事も許されなかった。

一心同体だった柾に黙って、朱鷺が、別荘にやってきた。
自分たちの立場もなにもかも忘れて、幸せになるゲームをするために。
朱鷺のジャケットがね、赤のチェックで、えぇ~? どーゆー趣味?
・・・って思ったけど、似合ってる(にがわらい)

ふたりで湖畔を散歩。
亜美が見つけたその場所は、子どもの頃の朱鷺が、毎日、来ていた場所だった。
感性が似ている・・・と、驚く朱鷺。うれしそうだ。
美しさは、一瞬の夢物語。美しいものは、わたしも大好き。
うつろってしまうものだから、今だけだから、美しい。

普通に食事をして、ぬくもりを感じながら、眠る。
幸せのゴールにたどり着きそうだった若と姫を、柾が連れ戻しにやってくる。
柾さんの氷の表情。亜美を見据える表情が、こわい・・・です。

亜美は、映画の衣装を手がけるデザイナー候補になっているという。
デビューしたばかりの亜美に、そんなオファーがくるなんてアリエナイけど、
彼女のデザインが、選ばれ・・・すべてが良い方向に転がりそうな予感。
でも、神様に徹底的に嫌われた姫は
たったひとりの女友だちのありさに裏切られちゃうようで。

強いけれど、もろく、あやうい。
亜美さんの美しさは、やっぱり、不吉なにおいがしますよね。
傷つき、苦しみ、憎む事で、亜美の美しさは磨かれていく。

あと20話を残し、鳳麗香に、あっさり勝ってしまった亜美。
地獄に突き落とし、血の1滴までも搾り取ったわけではないけれど、
この先、勝つ事で、自分が弱くなっていき、どんどん傷ついていくのかな?
登りつめれば、悲劇の坂を落ちるしかないわけでしょ?

原作本。誘惑に負けて、買っちゃったわたし。
願わくは。ドラマのラストは、原作とは別のものであってほしい

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