殺人者は仮面をつけて 映画「マスカレードホテル」

マスカレードホテル。タイトルを聞いた時に、千年メドレーを思い出しました。
東山紀之さんが、プレゾンで披露してから、光一さんもMステなどで踊っています。仮面をつけかえて、人は生きていく。
マスカレード、仮面舞踏会、仮面、仮装。ホテルは、仮面を被り、仮装して、訪れる場所。非日常の世界。
木村拓哉くん主演「マスカレードホテル」を見てきました。さらり感想を残したいと思います。ジャニヲタ視点入ってるかもしれませんし、ストーリーにふれますが、良かったら。

都内で、同一犯と思われる3つの連続殺人事件が起き、犯人から次の殺害現場と予告されたホテルで、木村くん演じる新田刑事たちが潜入捜査を行うことになります。
新田刑事はフロント係に。
バディとなるのは、長澤まさみさん演じる山岸尚美。ホテルの仕事に誇りを持つ、優秀なホテルマンです。
山岸は、捜査のためとは言え、フロントに立つなら、ホテルマンとしての身だしなみや、きちんと仕事をこなすことを、新田に求めます。
新田も、そして、山岸も、仕事のプロということですね。

全体の流れは、おもしろかったです。さすが東野圭吾作品だなーと。
新田刑事は、木村くん当て書きかしら? 一見、いい加減そうに見えるけど、優秀で、仕事にもプライドを持っている刑事です。

わざとそうしているんでしょうけど、ロビーが騒々しいんですよ。
種々雑多なひとたちが出入りするし、密会に使う有名人、クレーマー、思い出作りのために宿泊しようとする人、結婚式の打ち合わせに来る人もいます。
めんどうな客も、客ではなく、お客様。
無理難題を言われても、なんとかお客様の要望に応えようとする。
山岸役の長澤まさみさんが、後ろ姿も素敵で、うっとりしてしまいました。

あやしい客ばかり登場します。
見る者を混乱させ、あきさせないように?
どの人もあやしい。連続殺人犯のような気がしてくる。
ただ……2時間なので、事件とは全く関係ない登場人物は、少ししぼった方がいい気はしました。
原作では、もしかして犯人?と疑ってしまうような、お客様の事情がもっと描かれているのかもしれませんが。
文庫にもなってるし、読んでみようかな。

お客様が、嘘をついていたとしても、白を黒と言っても、お客様が正しい。
否定はしない。
ホテルの中だけで物語が展開するので、なんとも言えない緊迫感。息苦しいほどでした。

宿泊客の個人情報は絶対にもらさない。部屋番号は教えてはならない。
ひとりの女性客がチェックイン時に写真を見せ「この人が来ても、絶対に部屋も、宿泊していることも教えないで……」と懇願します。
そして、その写真の男もホテルにチェックイン。ストーカー?
山岸は、女性客に、写真の男が来たことと、その男の部屋番号を教え、近づかないようにと言います。
このくだりは、ハラハラしましたね。

山岸は、男から女性客を守りたい一心で、ミスを犯します。
そう男性の部屋番号を言ってしまうという。。。

犯人へつながる伏線にもなっていた気がします。
山岸は、過去に、とある男性客をたずねてきた女性に、宿泊していないと嘘をつきました。予約したはずだ詰め寄られると、予約はしたが、直前にキャンセルされたと嘘をついた。そんな過去を、新田に話します。
嘘をついても、宿泊客を守る。それがホテルマン。悲しい仕事だなと思ってしまったかな。

盲目の年配女性が、ホテルにやってきます。山岸をたよりきり、何度も部屋に呼んだり、レストランへの付き添いもたのみますが、山岸は丁寧に対応。
この女性に違和感を感じました。見る側にも、女性の不審さが伝わるように描いているのは、さすがと思いました。
女性は、健常者だったのです。障害を持つ夫が快適に過ごせるか、盲目のふりをして、ホテルに宿泊したというのです。

お客様は、仮面をかぶっている。
山岸の言葉は、印象的でした。

新田に無理難題をふっかけてくるヤツもいました。

結婚式直前の女性に届いたプレゼントを見て、あやしいと見抜く新田の観察眼は、カッコよかったです。
この女性は、以前から、ストーカー被害にあっているようでした。

たくさんのお客様が出てきて、潜入捜査中の新田にまで、無理難題を押し付けてくるお客様がいて。このあたりから、犯人のターゲットが、宿泊客ではないだろうことがわかってきます。
3つの連続殺人事件は、次の殺人現場を予告するメモから、同一犯だと断定され、ホテルへの潜入捜査も行われていますが、犯人の手がかりもなく、3人の被害者に接点もなければ、3つの殺害方法もバラバラでした。

新田は、ホテルから出られません。
その新田の代わりに動き回る、元相棒のショカツの刑事を小日向さんが演じています。いい味出してたなー。
最初の事件の担当だったんだっけ?

犯人逮捕に全力を傾ける新田と、お客様第一の山岸も、お互いを信じるようになっていきます。今の相方、小日向さん演じる刑事が、そう言うほどに。

終盤、たたみかけるように、事件の真相がわかっていきます。
最後の被害者を救えるのか。
犯人がホテルにチェックインし、標的を拉致、拘束。
探し回る新田に、ドキドキしました。

えっ? 犯人は あなたなの???

恨み。犯人を犯行に駆り立てた思いを、もっと知りたかった。
前の殺人は、許されはしないけど、わからなくもない。
でも、ホテルでの犯行は、どうにもこうにも。悲しいものでした。
犯人は、誰よりも自分を罰したかったのかもしれません。

犯人の殺人現場予告の謎も、もっとしっかり解いて欲しかった気もします。
刑事の木村くん、ハマってた。良かったです。ホテルマンとしての機敏な判断も良かったけど、目つきがね(笑)
続編に期待しちゃいます。

最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

"殺人者は仮面をつけて 映画「マスカレードホテル」" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント