永遠に囚われ続ける Endless SHOCK 〜Eternal 配信公演

コウイチは、赤が似合う。
最後の舞台衣装も、よく似合ってた。
物語を巻き戻し、あの日、あの時を振り返りながら進む、Endless SHOCK スピンオフ公演Eternalの配信公演を見ました。
8万人の方が観劇した公演の感想のようなものです。
ネタバレを含みますが、良かったら、ぜひ。

一段高くなった位置にオーケストラを背負っていました。
シーンによっては、オーケストラにかぶるように、Endless SHOCK 2020 の映像が映し出されます。
コウイチが旅立って3年、タツヤは、カンパニーは、苦しみ続けたってことですよね。いや永遠に囚われ続けるのか。

前田美波里オーナーも苦しみ続けたのですね。
オーナーの、カンパニーひとりひとりが思い出すというかたちでショーが進む。
客席へのフライングはありません。
オーナーの劇場でのショーの千穐楽。コウイチの登場シーンもありません。
千穐楽の後のほっとしたカンパニーに、爆弾を落とすコウイチ。

「シェークスピアをやろうと思って」
華やかなショーがうりのカンパニーがストレートプレイ?
タツヤは猛反対。本編と同じ流れですね。
いいな……と思ったのが、アンサンブルのみなさんも本音を語るところ。
本編でも語ってるか、思ってるかしてるんだろうけど、観客の耳には届きません。
オーディション受けなきゃ。そんなニュアンスの言葉。
シェークスピア劇、ストレイトプレイではお呼びがかからないであろうキャストにとっては死活問題でしょう。

最初のシーンから、みんなを振り回してたんだね、コウイチは。

コウイチは、終演後には、ひとりでひたるために屋上へ。
タツヤが趣味のイイ指輪を、リカにわたそうとするシーンはあった。ちょっとイガイ(笑)
リカは、3年後の今も、終演後は屋上に行って、コウイチに話しかけてるのね。
ネックレスをわたした夜のことを思い出しながら歌います。

コウイチの背中を見失いそうになってて怖かった。
本人に不安をぶつけたことへの後悔?
リカの星への願いは、かなうことはありませんでしたね。

そして。オンのステージへ。
オンの先になにがあるか考える暇はなく、オンのステージへ。
コウイチは、公演をするたびに、もっと良くするために……と演出変更を繰り返し、キャストはついていけなくなっていきます。

solitary
孤独。
ひとり登場し、たぶん、敵の懐に飛び込もうとしてるコウイチ。
リカの隣に立っているはずのタツヤがいない。
コウイチも、カンパニーにも同様が走る。
心の声と、コウイチへかける声、瞬時に判断し、みんなへかけたコウイチの指示。
本編以上に、言葉が飛び交っていました。

欲をいえば。タツヤがきちんと衣装を着て、リカの手を取り踊る、本来のsolitaryが見たかったかな。
タツヤの立ち位置にコウイチが入ったのは、正解だったのかな。
何度と見ても、わかりませんが、1幕のラストに、この演目をもってくるコウイチの心の闇と孤独に、本編以上に泣きたくなりました。

Show must go on.
今、立ち止まったら、そこで終わりがきてしまう。
コウイチは恐れていたんですね。
走りながら変えていくことはできても、立ち止まってしまったら、次の一歩を踏み出し、同じポテンシャルでは走れない。
コウイチは、今のカンパニーの力を、そう理解してたんだろな。
だから、立ち止まれない。

第二幕 ジャパネスク。
ショーとしての殺陣と、心のぶつかりあい。
オーディエンスの前での殺陣は、スローモーションのようで。
あの時、この刀をふるった時の心情を、こま送りで見せていました。
この技、たいへんだろな。
映し出される映像と、目の前のパフォーマンスで、観客も追い込まれる。

配信だからかな。よけいに演者が見せたいように見せてくる感じ。
観劇できたら、殺陣は、特にしっかり見たいですね。

階段落ちにいたるまでも、タツヤは、止めてほしかったんだろうな。
コウイチに追い詰められて、どんどん逃げ場をなくしていきます。

タツヤがわざと刀を落とし、寺西が、本物の刀をコウイチにわたしてしまう。
この時の寺西の心の叫びと、Eternalならでは。
切り裂かれるようでした。
階段落ちは、映像。振り返りですが、ほんといたい。

本編での第二幕のシェークスピア劇はありませんでした。
タツヤの思い、夢と現実の狭間の狂気。
eternalでは、このシーンがなくても、迫るものがあります。

毎晩のように、コウイチの病院に行くタツヤ。
そのタツヤに寄り添うマツザキのセリフもあります。
コウイチに言われて、タツヤとともにあることにしたマツザキ。
本編では、コウイチに言われて、おまえのそばにいた……と言ってしまうマツザキ。
タツヤを、もっと追いつめたよね。
好きじゃないやりとりですが、マツザキもまた、周りが、タツヤが見えなくなっていた……ということでしょう。

コウイチ最後のショーで。リボンフライングを見せてくれました。
客席には飛んではきませんが、美しいです。
赤。命の色。

最後のショーにコウイチは立っていのか。
わたしは、ずっと立っていたと理解していました。
いつ消えてもいい流れで、ショーも作られてていたし。

でも、そうじゃなかったのかも。
カンパニーにだけ見えていた。感じていたのかも。
観客にコウイチが見えてなくても、成立するショーになってた。
そう見えた。
コウイチが舞台上にいなかったとすると、説明ができないセリフやシーンもありますが。

そして。ずっと謎だったCONTINUE
全員が白い衣装です。ショーのラストにしては、オーナーもいるし、おかしいなと思っていました。
スピンオフでは、カンパニー全員で、コウイチのお墓をたずねているように描かれていました。
みんなで、白い百合をたむけるように舞台に置いていました。
その花を、コウイチが胸に抱く。
タツヤは、コウイチの気配を感じていましたよね。

本編でも、あのシーンが、たとえば、コウイチのお別れの会だと考えるとなっとくがいきます。
そうだったのかな。
コウイチは、みんなと夜の海を踊りきった。
実体があったかどうかは別にして。

Eternalを見て、本編を見て、お友だちと話したことの、わたしなりの答えも見えた。そんな気がします。
スピンオフと言うより、SHOCKの進化したひとつのバージョンじゃないかな。

タツヤは、3年間、苦しみぬきました。
舞台に立つことで、自分を追いつめ、答えをだした。
Eternalから始まるカンパニーも見たい気がしました。

音楽が聞こえます。
もうすぐ幕が上がります。その前に、配信で感じたことをまとめたくて、blogしてみました。
見終わったら、違う感想を持つかもしれない。
そんな覚え書き記事に、最後までお付き合いくださり、どうもありがとうございました。

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