てるひ的最終章 2007 Endless SHOCK

2月28日に千穐楽を迎えた、今年のEndless SHOCK。
前に進むために、てるひの自身の中でも、今年のSHOCKを終わらせたい。
いつまで引きずってるんじゃ~と自嘲しつつ。
自分自身の覚書って事で、てるひの楽・2月26日を中心に、
コウイチの最後のショーのことなど、書きたいと思います。

2幕のオープニング。コウイチの命の音が止まって、In The Cemetery
仮面をつけた、名も顔もとっくに失ってしまった亡者たちと踊るコウイチ。
生と死の境界線での踊り。亡者に飲み込まれそうになった時に
あせりとか驚愕ではなく、おちゃめな驚きの表情を見せた。
「光一さん、楽しんでる」
不謹慎にも、そんなふうに思っちゃった。

Endless SHOCK。Endlessはサブタイトルだと思った1年め。
最初「SHOCKの方がおもしろいンちゃう?」と思ったりもした。
2年めにもストーリーに手を加え、そして、今年。
小さな変更が、ものすごく大きな効果を生み出した。
たとえば。コウイチは死んだとわかった後の、トウマのセリフ。
「コウイチと同じステージに立たせてくれないか?」
カンパニーは、コウイチだけが引っ張っているのではない。
だから。コウイチのショーという言い方から変更した。
コウイチの、光一さんのカンパニーの思いがこもっている一言ですよね。

これも。斗真くんの演技力のなせる業かもしれません。
彼は、舞台で映える人だと思う。
存在感がある。
ショーが見ごたえがあるだけに、1年め、2年めは、流れが止まってる
…と感じることも多々ありました。
今年。それを感じなかったのは、彼の力が大きかったと思うのです。

コウイチの集大成となるショーが行われることになります。
どの位で準備したのか…とか、
「ショーの途中で、もしその時が来たら、わかってるな?」
無責任とも取れるコウイチの言葉も、この際、おいといて。

ナオキとの太鼓の競演。
爪をはがしてしまった、ジャンプしてたたくパフォーマンスは緊張したなぁ。
ヘンに意識した方が、うまくいかないのかもしれないのに、ドキドキした。
それでも。ドラム状に組んだ太鼓をたたく時の、
光一さんの無心の表情だけは、確認してきました。

ラダーフライング。
天空近くで、大太鼓をたたいていたコウイチが、地上へと舞い降り
黒の振袖の衣装をまとって、登場する。
踊る袖が羽根のように見えて、袖を揺らして走ってくるコウイチ。
ワイヤーなしでも飛べそうな…そんな気さえした。

ヨネハナがフックを背中に装着する。
すべてのフライングでの、彼の役目ですが、
この最後のショーの時には、ふたりが強くうなずきあい
確かめ合う様が、くっきりと確認できました。

天国への梯子が下りてくる。でも、まだ行けない。
梯子から梯子へ。生にしがみつくかのように飛ぶ。
ふたりの天女の手を取って、2階席に向かうフライングの後
勢いをつけて、2階席のお立ち台に立つという大技を見せる。
ほんの少しのタイミングのずれも許されない、ぎりぎりのパフォーマンス。
この日(2月26日)は1階席だったのですが、腰をぎりぎりまでひねって
座長の背中を見守りました。
まだ、まだだ。そして、地上へ舞い戻る。

今年は龍はいません。代わりに、トウマとリカの日舞が
地上に戻ったはずのコウイチがいない。
次のMASKショーの準備をしているのですから、当たり前なのですが
コウイチがいないという事が悲しくて、気づくと、泣いていました。

MASKショーから光ちゃん版千年「夜の海」へ
今までのSHOCKでもそうでしたが、仮面を付け替え、そのMASKを全てはずし
人生を生ききった後に、これぞ光一さん!のダンスを見せてくれます。
去年から、メッセージ性をより強く伝えるために、
間奏の時に、トウマ、リカ、ヤラ、アキヤマに、思いを語らせるようになりました。
去年は、この演出に、どうしてもなじめなかった…

でも、どうしてかわからないけど、今年は気になりませんでした。
いつ消えてしまうか…今かもしれないのに、踊り続ける。
コウイチのしなやかな踊り。指の先までに神経が行き届いて
美しい踊り。もう見られないかと思うと、悲しくなってきちゃいました。
今やらなければならない事を、今やるだけ。
それが走り続ける事なのかもしれない…そんなふうに思った。
自分を含め、観客のみなさんも、コウイチに何かを語っていたからなのかな
だから、この演出も有りなんだと思えたのかも?

MAとM.A.D.も加わって、夜の海はクライマックスへ
コウイチを頂点に、隊列を組むように踊る。
ひとつひとつのふりをきっちり踊る、キビキビしたきれのあるダンス。
乱れのない群舞に酔いしれました。

コウイチを残し、みんながはけた後、桜の花びらがコウイチの上に降ってきます。
つかもうと伸ばした指。でも、つかめない。
演出の桜吹雪なのか…コウイチが見た幻なのか…
美しすぎる演出に息をのまずにはいられませんでした。

「夜の海」を踊りきって、そこに崩れ落ちるコウイチ
天女が迎えに来たようです。
異常を察したトウマが走ってくると、そこには、コウイチの。。。
トウマが、コウイチをぎゅっと抱きしめるのです。
トウマは知っていたのかもしれませんね。
「夜の海」を踊りきった時がその時かもしれない・・・と。

去年までは「夜の海」を踊りきり、エンディングの白い衣装に着替えて
全員で踊っていた時に、コウイチに最後の時が訪れる流れでした。
でも。集大成としてのショーであるなら、クライマックスである「夜の海」を
踊りきった瞬間にその時が来る。この方が絶対にイイと思いました。
ほんの少しの変更でしたが、格段にストーリーにハリも出た気がします。
泣けた…しね。

そして。コウイチ自身も、時間が来たことを知ります。
カンパニーが「Continue」を合唱し、羽根得たコウイチも、それにあわせます。
夢はずっと続くと…
この絆があれば、恐いものはない。

さいごのご挨拶で。
千秋楽が近づいてきて、さみしいと座長は言いました。
でも。千秋楽の日「また会いましょう」と垂れ幕(?)出たそうですね。
「また」あなたは、わたしたちに約束してくれたのですよね。
あなたたちのSHOCKは、年を経て、公演を重ねるごとに
もう変りようがないじゃないの?…と思うのに、進化を続けていきますね。
この次がどうなったとしても、きっと進化したカンパニーと輝く座長に会える。
その日を楽しみにしたいと思います。

書き終えて、やっと前へ進めます。今さらって思ったけど、
今日、この記事を書く事が、てるひの進むべき道なのでした(おおげさ)
こんな戯言におつきあいくださって、ほんとうにありがとうございました。

書き手 てるひ。

この記事へのトラックバック