頼と道明寺を演じわける松本さんのこと。

花男2にご出演中の松本さんですが
俺様・道明寺のあの不思議な髪型が似合っちゃうおそろしさ(笑)
つくしちゃんとのもどかしい純愛と、大財閥の御曹司ゆえの苦悩とか
明白を「あかしろ」と、「べん(善)は急げ?」と言っちゃう道明寺にハマってる。
でも。道明寺以上に似合ってるとてるひが思うのが…僕妹の頼。
「僕は妹に恋をする」 橋口いくよ 小学館文庫 2007

松本さんが、映画では人妻(現在、愛るけにご出演中のお方)と不倫、
ドラマではペットになったりして、奥さまのハートをゲットしたとかしないとか
なんとも言い難い色気があるんですよね。
あやうさと言うのかな。
ガラスの少年っぽさとでも言うべきか。
壊れそうで、相手を傷つけそうで、暴走しそうで、自分も傷つけそうで。
松本さんが演じる役には、必ず、あやうさがある気がします。

先日の新堂本兄弟に、映画「僕は妹に恋をする」の妹ちゃん役の
榮倉奈々ちゃんが、ゲストに出てましたね。
透明な感じの18歳。でかいのよ、榮倉ちゃん。
守ってあげたい、なよやかな郁とは、ちょっと雰囲気が違う気も???

1年前。双子の妹に恋しちゃう「僕妹」に松本さんご出演の話を聞いた時は
昼ドラ「デザイナー」にハマってて、抜け出せなかった頃でした。
映画の中の松本さんと榮倉ちゃんは、1年分、若いの?(笑)
松本さん演じる頼は、なんでもできそうで、実はもろくて弱い。
だからこそ。自分自身の分身でもある妹に恋しちゃうんだろうと思う。

てるひが好きなシーンは、映画にも登場するナイトドライブ(笑)
お母さんに「彼女がいる」って、頼が嘘をついた日。
「家を抜け出して、ドライブでも行く?」
頼が言い出して、自転車に二人乗りして、河原までドライブ。
ぴったりくっついていても、誰にもとがめられない、二人乗り。
ふたりで、精一杯の大声を出し合って、ふたりでいる事を確かめ合う。
別々の人間に生まれたから、好きだと思える人に出会えた・・・と頼。
離れ離れになるより、頼になっちゃいたい・・・と郁。
どっちもほんとで、どっちもちょっと嘘。

「生まれてくる前からずぅっと一緒なんでしょ?」
頼に恋する友だちの言葉です。それって反則だよね…
恋愛に反則なんてあるのかな。
好きになった人が妹だった。それだけですよね?

頼は、妹の郁を忘れるために(?)自分に好意を寄せる女の子と
つきあう事にします。
それを知った頼の親友…彼は、郁が好き…の一言が、ぐっとくるの。
「妹だろうが、誰だろうが、好きなやつを好きって言って、悪いわけないだろ」
悪いわけないと言い切れるのが、若さなのかもしれないね。

頼と郁の関係は、両親の知るところとなります。
お母さんは心労から倒れちゃって。。。
頼は、ひとり家を出ることにします。
その前に、頼は、郁をお嫁さんにするのです。
神様に、この恋の罰をみんな自分が引き受けるからと訴えながら。
郁は、僕の大切な妹なんです・・・と。

兄妹でも、はらからでなければ結婚ができた時代もありました。
ふたりははらから(双子だし)だから、もちろん許されないのですが
神さまがいるのなら、どうぞ許してあげてください。
世界でたったひとりの人が、たまたま双子だっただけなんだから。
そう叫びたくなる、残酷だからこそ美しい物語なのです。

コミックの最後も映画の最後も、てるひは知りません。
この本のラストは、頼と郁が、離れ離れの10年を過ごし、大人になって
遠い国で再会するシーンで終わっています。
郁の前から姿を消す前の日。頼が言った言葉を郁は忘れなかった。
「大人になって…どこかの街で出会ってしまったら、運命だとあきらめていいのかな」
忘れずに郁は頼を探し続けて、ふたりは出会った。

ふたりは運命だとあきらめた…のかな。
恋してる時のドキドキに、きゅんとなる。
夜のドライブに、大好きな人とでかけたくなるような1冊です。

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